わたしは愛猫神・バステト。ご主人様がリセマラを30回して誘ってくれたの。
戦うのは得意だから任せて！

ランク20～　ご主人様、まだ4コンボ安定しないみたい。慣れるまで頑張って！
ランク40～　4コンボ安定してきてダンジョンもサクサク進んでるの(o^^o)
ランク60～　ご主人様が最近イシス当てとけばよかった、とか言ってる。どういうことかな？
ランク80～　新しい仲間エンシェントドラゴンナイトさん。かっこいいな～(*ﾟ▽ﾟ*)ドラゴンタイプ2.5倍…私はタイプにこだわらないから大丈夫だよね…
ランク100～　ご主人様がゴッフェスでイシスキター！だって嬉しそう(o^^o)スキルはえーっと…えーっと…ぁ…

最近ご主人様は私をリーダーにしてくれないの。ドラゴンナイトさんの方が安定するし、火力もイシスさんの方がいいからだって。
あ！ご主人様がまたガチャ回してる。出たのは…あれ？私と同じ格好してるしレベルも高い…え、ご主人様何するの！？
スキル上げだもんね仕方ないよね…また一緒に無限回廊でコンボ練習したかったな…

グサッ グシャッ ズシャ

なんでこんな事になったのか解らない。
きっとバステトと私はアテナの超えてはいけない一線に触れてしまったのだ。
きっと目の前のバステトの始末が終われば、次は私だろう。
強い確信を裏付ける様に、アテナは此方を向く。
いつもは優しい瞳はもう、そこにはない。

悪戯好きで何時も腹パンされてた「彼女」は肉塊と化していた。
メイメイ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
私は半ば諦めながら、いや諦められず泣きながら許しを懇願する。
そして、アテナはニコリと何時も同じ優しい微笑みを浮かべる。

アテナ「終わりにしましょう」ﾆｺｯ